ガイド · ローカルLLM
ガイド更新:。 記事ごとの測定日・仕様確認日は、リンク先に記載しています。
ローカルLLMの実測と導入
GPU・VRAM・Ollama・LM Studio
自分のGPUで回した日本語業務ベンチの記録を起点に、GPU・VRAMの選び方、実行環境の導入、コーディングエージェントからの接続までをつなぎます。
初めて使うなら、何から決める?
- 試す仕事を1つ選ぶ。短い要約、JSONへの整形など、答えを自分で確認できる小さな課題から始めます。
- 手元のGPUとVRAMを確認する。必要量はモデルのパラメータ数だけでなく、量子化・入力の長さ・KVキャッシュでも変わります。VRAM別の見積もり方と保存済みロード実測で切り分けます。
- 実行環境を選び、同じ入力で確かめる。LM StudioとOllamaの比較から導入へ進み、モデル名・量子化・入力長・所要時間・出力の誤りを残します。
RTX 3090で保存した日本語業務ベンチの結果
2026年6月6日、RTX 3090 24GBで回した人工課題30問の記録です。次の4行は、公開JSONを配布スクリプトで再集計した値です。今回モデルを動かし直した結果ではありません。
| ローカルモデル | クラウド比の相対得点 | 品質点 |
|---|---|---|
| qwen2.5:14b | 86 | 85 |
| gpt-oss:20b | 87 | 86 |
| qwen2.5-coder:14b | 68 | 66 |
| qwen2.5:7b | 66 | 65 |
相対得点は、各課題のクラウド最高点との得点比を集計したものです。仕事の66〜87%を任せられるという意味ではありません。品質点は各課題の採点値の平均です。AI採点を含むため、どちらも第三者が保証する性能値ではありません。
7モデルのJSON・検算スクリプト・計算方法を公開しています。保存後の検算は通信やGPUを使いません。具体的な失敗は保存出力の失敗例7ケースで確かめられます。
RTX 3090 24GB で測ったもの
同じ手元のRTX 3090 24GB(Windows)とOllamaで測った公開記事です。結果は各記事と保存JSONの値をそのまま載せています。どれも当時のモデル・バージョンで1回ずつ測ったもので、ほかのGPUでの速さや順位は測っていません。保存JSONを公開していない測定は、記事に出力を載せています。
-
J-WorkBench:日本語の業務課題30問
- 測定日
- 2026-06-06(日本時間)
- モデル
- qwen2.5:14b、gpt-oss:20b、qwen2.5-coder:14b、qwen2.5:7b
- Ollama
- 0.19.0
- 条件
- 温度0・seed 7・num_ctx 8192、ドライバ610.47
- 結果
- クラウド比の相対得点はgpt-oss:20bが87、qwen2.5:14bが86(上の表)。AI採点を含む。
- 保存JSON
- qwen2.5:14b、gpt-oss:20b、qwen2.5-coder:14b、qwen2.5:7b
-
中学数学7分野30問
- 測定日
- 2026-10-26
- モデル
- gemma4:31b、qwen3.6:35b-a3b、gpt-oss:20b、qwen2.5:14b
- Ollama
- 0.30.6
- 条件
- 温度0・seed 20261026・num_ctx 4096・1問300秒まで、各1回、ドライバ617.42
- 結果
- gemma4:31bとgpt-oss:20bが30/30、qwen3.6:35b-a3bが28/30(時間切れ2問)、qwen2.5:14bが厳密採点で28/30。
- 保存JSON
- local-llm-math-bench-20261026.json
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暗号解読6課題
- 測定日
- 2026-10-26
- モデル
- gemma4:31b、qwen3.6:35b-a3b、gpt-oss:20b、qwen2.5:14b
- Ollama
- 0.30.6
- 条件
- 温度0・seed 20261026・num_ctx 8192・1課題300秒まで、各1回、ドライバ617.42
- 結果
- 完全一致はgemma4:31bが5/6、gpt-oss:20bが4/6、qwen3.6:35b-a3bとqwen2.5:14bが0/6。
- 保存JSON
- local-llm-cipher-bench-20261026.json
-
ロード直後のVRAM使用量
- 測定日
- 2026-09-14
- モデル
- gpt-oss:20b、qwen3-coder:30b、gemma4:31b、qwen3.6:35b-a3b
- Ollama
- 0.30.6
- 条件
- num_ctx 8192、/api/psのsize_vram
- 結果
- 11.97GiB(gpt-oss:20b)〜21.72GiB(qwen3.6:35b-a3b)。4モデルとも100% GPU。
- 保存JSON
- 公開していない(記事に出力を掲載)
-
コンテキスト長とCPUオフロード
- 測定日
- 2026-09-14
- モデル
- qwen3-coder:30b(Q4_K_M)
- Ollama
- 0.30.6
- 条件
- num_ctx 8192と131072、ドライバ616.92
- 結果
- 131072では27%/73% CPU/GPUに分かれ、生成は約160 tok/sから約25 tok/sに落ちた。
- 保存JSON
- 公開していない(記事に出力を掲載)
-
Claude Code / Codex CLIからの接続
- 測定日
- 2026-09-14
- モデル
- qwen3-coder:30b(Claude Code 2.1.261)、gpt-oss:20b(Codex CLI 0.144.1)
- Ollama
- 0.30.6
- 条件
- 各1往復
- 結果
- Claude Codeは2ターンで入力51,877トークン(1ターン約26,000)、API所要時間25.3秒。
- 保存JSON
- 公開していない(記事に出力を掲載)
導入手順とAPIの実行出力は、Ollama導入ガイドとLM StudioとOllamaの比較(どちらも2026-09-14、Ollama 0.30.6)にあります。
実測を読む
RTX 3090 24GB / Ollama 0.19 / 温度0・seed7 で、日本語の業務課題7カテゴリを回した2026年6月6日の記録です。現在のモデルを測り直したものではありません。
- J-WorkBench の結果一覧 →
ローカル4モデルとクラウドのサブスクCLI3種類の相対得点。
- ローカルとクラウドの比較と測定の限界 →
相対得点の読み方と、実業務の代替率と読み替えない理由。
- ローカルLLMの失敗例7ケース →
JSON崩壊、根拠のない断定、二重計上などを保存出力から。
- 費用回収の計算 →
GPUの初期費用を、削減できる月額と電気代から見積もる。
- 公開JSONを手元で検算する →
公開スクリプトで相対得点・品質・保存6軸の加重点を再集計する。
- 生データ(全トランスクリプト・採点記録) →
記事の数字の元になった保存記録。
GPU・モデルを選ぶ
手元のVRAMで何が動くかを先に決め、用途に合わせてモデルを選びます。
- ローカルLLMメモリ計算 →
総パラメータ数・ビット数・KVと余白から必要量を概算する。
- VRAM別に載るモデルと量子化 →
8〜32GBで載るサイズを、GGUFの実ファイルとKVキャッシュから見積もる。
- 用途別のモデル選び →
要約・翻訳・コード・RAG・長文で選ぶ。
入れる・つなぐ
実行環境を入れ、APIやコーディングエージェントからつなぎます。
- Ollama 導入ガイド →
インストール、REST API、モデルの保存先。
- LM Studio の使い方 →
導入、モデル選び、OpenAI互換API。
- LM Studio と Ollama の比較 →
GUI/CLI、API互換、複数モデル、ライセンス。
- Claude Code / Codex CLI から使う →
Ollama接続の実行ログと、ローカルに寄せる作業の目安。
動かないとき
- Ollama が Windows で GPU を使わない →
ollama ps の PROCESSOR 列、server.log、nvidia-smi で確かめる。
このページの範囲
J-WorkBench の得点は、自作の人工課題に対する当時のモデルの相対指標です。AI採点を含み、第三者の監査を受けたものではありません。モデルの入れ替わりが速いので、選ぶ前に各記事の測定日と、いま手に入るモデルを確かめてください。